外資系企業のエンジニア(自動車・機械・電気・化学業界)
同じエンジニアでも「外資系企業」と「日系企業」では、働く環境が大きく異なります。これから外資系企業を目指したいという皆さん、あるいは転職先として外資系企業に興味があるという皆さんに、モノづくりの姿勢の違い、外資系で働くメリットなどをご紹介します。
いま、外資系のエンジニア求人が増えています
弊社では、外資系企業で働きたいというエンジニアの転職を幅広くサポートしていますが、最近この分野の求人市場が拡大傾向にあります。その背景のひとつが、外資系企業の日本市場へのローカライズ戦略の加速です。
ローカライズとは、主に欧米各国の企業が自国で成功した製品やサービスを、他国でも使えるようにして拡販を図る戦略です。古くはApple社やMicrosoft社が日本語版OSを開発したり、最近ではメルセデス・ベンツがSmartという超小型車を日本で販売したり、ダイソンが小型・低騒音の日本向け製品を次々に発表したり…。ただ英語を日本語に置き換えるというのではなく、日本の文化や生活習慣を考慮した製品を、日本の拠点で開発するという動きが、数多く見られるようになってきたのです。
外資系ではプロジェクト全体に関わるのが一般的
そんな外資系企業と日系企業では当然、開発の進め方も異なってきます。例えば日系企業では設計職は設計業務だけを専門に担当します。さらに自動車などの大がかりな開発では、その設計が躯体設計、機械設計、エンジン設計、制御設計…と分業化されているケースも少なくありません。
一方、外資系企業では材料の選定から、製品コンセプトの企画、デザイン、解析、検証までを一人の設計者が一気通貫で行うケースが一般的です。いわゆる「技術屋」では務まらず、企画力・交渉力・プレゼン力・進行管理能力などが必要とされます。もちろん個々の責任も重くなりますが、裁量の大きさも半端ではありません。
弊社からの紹介で外資系のエンジニアとして活躍されている方からも、「雇用が保証されていて、のんびり働きたいなら日系企業。逆に実力で勝負したいなら絶対にグローバル企業」「一人がプロジェクト全体を任され、すべてを自分でハンドリングできる環境が気に入っている」といった声が聞かれます。
技術面では、個別の機械や部品の品質は圧倒的に日本のレベルが高いものの、外資系企業は技術の開発に余念がなく、日本にないプロセス技術を持っています。その技術力に刺激を受けるエンジニアも少なくありません。
また少数精鋭の考え方が浸透しているため、機械系・電機系のいずれかではなく両方の専門性を求められることもあり、たとえ経験のない分野でも「まずはやってみよう」と積極的にチャレンジする姿勢、新しいことに取り組む柔軟性を持ち合せている方にとっては、知識や経験の幅が広がりマルチスキルや対応能力がつくことで、「自身の成長を感じられる」職場と言えます。
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